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反省:ケミカルライト [日記]

昨晩。
暗い部屋にいてもわかる~、ってはしゃいで猫さんに装着したケミカルライト。

縁日やコンサート会場などで見かける、蛍光塗料が発光するアレです。
ケミカルブレスレット、サイリューム、などと呼ばれてます。

考えれば想定できる危険予知をしてなかった、ただはしゃいでいた自分が本当に悪い。

首に下がって、光る輪をじっと見つめていた眠子さんが、ガブリ。

堅いと思っていたチューブに簡単に穴があき、内容物が眠子さんの口に。

慌てて輪っかを眠子さんから取り上げたものの、口から泡が・・・。

すぐに拭き取り、商品のパッケージに書かれていた通り、水を飲ませて、飲ませて、飲ませて・・・。

2011-10-05-01.jpgかかりつけの動物病院に電話するも診療時間をすぎていて、緊急連絡先とアナウンスされた番号へ電話することに。

電話に出たのはおじいちゃんドクター。

Dr.「主成分は?」

フタル酸ジメチル(44%)
フタル酸ジブチル(44%)
脂肪酸アルコール(7%)
過酸化水素(5%)

Dr.「1本あたりの溶液量は?」

だいたいですが、2.5ml以下のようです。

Dr.「正確な量がわからないとねぇ」

Dr.「口から泡が出たというのは、主成分の‘脂肪酸アルコール’が反応したからだと思います」

Dr.「あなたがした処置はいいとして、口以外に付着した溶液を猫が舐めないようによく洗い流してください」

Dr.「誤飲後、30分後までに、足のふらつき、嘔吐、発熱、異常な興奮、昏睡などがなければ急性中毒は起こしていないと判断できますが、パッケージに書かれた主成分の比率がどのくらいの量にかかっているのかわからないと、なんとも言えません」

電話を切った時には誤飲からすでに30分が経過しており、結局経過を見るしか今できることはない、という状況でした。

当の眠子さんは、しばらくすると普段通りの状態になり、自分から水を飲み、夜食のおねだりに来ました。

明けて今日、パッケージに表示のなかった溶液量を調べようと販売会社に電話。

販:「小さなお子さんが内容物を誤飲する想定はされており、CE基準をとおっているものなので、毒性はありません」

人間ではなく猫なのですが・・・。

教えていただきたいのは溶液量なのですが・・・。

溶液量を知りたいということを何度も口に出したのだけど、中々その話にならない。

わからなければ、わからないのでいいのでお答えを頂けないでしょうか?

と食い下がると、ようやく、

販:「今すぐにはわかりませんので、調べて折り返しご連絡差し上げます」

製造している中国工場へまで電話で確認してくれました。

応対してくれた男性も猫を飼っているとのことで心配してくださりました。

溶液量は1.5g。(=1.5mlではないが近似値)

動物病院の診察時間まで落ち着かず、
“財団法人 日本中毒情報センター”  という所へ電話しました。
http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

今度は主成分と溶液量を告げることが出来ました。

まず昨晩と同様に、30分以内で中毒と見られる症状が出ていないことは安心できそうです。

センター「フタル酸ジブチルは、誤飲で体内に入るとすぐ全身に回りますが、排泄されます。中毒症状が重篤な場合は、腎臓に影響がでるかもしれません」

センター「2日間ほどは排泄された尿・糞に注意を払いましょう。ほとんどが尿中で排泄されますが、糞がゆるくなったりしたら受診が必要かもしれません」

センター「フタル酸ジメチルは、同様に重篤な場合は神経系に影響が出ます。この場合、メタノール中毒となります。症状としては足がふらつく、嘔吐などが考えられます」

センター「脂肪酸アルコールは発光色材、過酸化水素は触媒でしょう」

財団法人日本中毒情報センター - ケミカルライトについて
http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70079_080814.pdf

うーん、ひとまず、今の落ち着いた状態からすると不安要素はない、みたい。

その後、動物病院へも電話してみましたが、

かかりつけDr.「中毒症状が出ていないならば経過観察し、異常が認められた時に受診してもいいと思いますよ」

かかりつけDr.「腎臓への影響など、どうしても心配な場合は、受診し、血液検査などをすればより明瞭になるので不安も解消できるでしょう」

ふむふむ。緊急性のない状態だという認識と、明日いっぱい経過を見て受診の有無を決めよう。



ほんとに、なにはともあれ、全て、飼い主である私の過失。

生き物であることを忘れ、愛玩具にしているのかなあ、と反省してます。

若い眠子さんではないし、明日いっぱいといわず、しばらくは排泄時に注意を払おうと思います。



追記しておきますと、ケミカルライトの主成分、これは数種類あります。呼び方が違うものもあります。
動転しつつもインターネットで調べたときは、いろいろな成分がヒットし、どの情報で判断できるかわかりませんでした。

このブログに書かれた主成分、処置方法が全て有効とは限りません。
水を飲ませてはいけない場合もあるのです。
パッケージの注意事項を読んで行動しましょう。

今回のわたしの件のように、かかりつけの動物病院が診断できない時間帯などには、日本中毒センターに相談するのも良いかもしれません。
大阪のは24時間対応、つくばは9時~21時まで対応してくれます。


反省。
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